人工湿地で水質浄化 施設見学会
先月の 讀賣新聞 宮城版で、ヨシを使った水質浄化実験の成果が紹介されていた。早速東北大学大学院の中野和典准教授にメールにて、施設見学のお願いをしたところ、直ぐに日程を調整して頂き、11月2日に見学会を開いて戴いた。
その日は施設の定期サンプリングに当たっていて、先生も仙台の大学から大崎市川渡の実験農場に来るということで、道の駅 あら伊達な駅 で待ち合わせをする。私は自然保護員の佐々木茂美さんを誘って二人である。
約束の場所で待っていると、若い男性が声を掛けてきたので、話してみると矢張り中野先生との待ち合わせで、母親と二人で福島から来たという。
程なく、中野先生のご一行も到着して、道の駅で評判だというカレーバイキング950円を食して、川渡の農場に向かう。
讀賣新聞 09・10・19 記事
農場で飼育している搾乳牛30頭から排出される雑排水2tを約2時間で魚の棲める水質に浄化するという画期的な実験である。そこにヨシが係っているというので、ヨシ原を守る会の会長としては見逃すわけにはいかないと、この日の見学会となった。
渡して戴いた施設や浄化工程の説明書
嘗ての東北大学農学部の附属農場ということで、鳴子温泉近くの川渡(かわたび)にあるという記憶は私にもあったが、予想した場所とはまったく違っていた。
東北大学大学院農学研究科
附属複合生態フィールド教育研究センター
http://www.agri.tohoku.ac.jp/kawatabi/index-j.html
実験施設の全景
説明をする中野先生

先ず畜舎からの雑排水がこの枡に流し込まれて、満水になった瞬間に一気に濾過槽に流される特殊な仕掛けがしてある。
一段目で濾過された汚水は次の枡へと流し込まれる。排水パイプが12本設置されているが、ヨシ植栽区や各種の条件での濾過状態比較のためのものという。
ヨシ植栽のためのポット苗が近場では手に入らないため、琵琶湖のヨシを移植したということであるが、今度は是非、北上川のヨシを使って頂くようにお願いをする。
ヨシの根が短時間で水質浄化ということは出来ないが、この浄化槽の濾過材に蓄積される残留物をヨシの根が時間をかけて分解・吸収するという仕組みで、メンテナス不要となる。
最初に投入された汚水(右端)2tが、五段の濾過槽を経て、二時間足らずで左側の水質に浄化される。四段目当たりで水質基準はクリアーしているということです。
畜産農家が自然の高低差を利用してこの浄化装置を共同設置すれば、低コストで、最も環境に優しい水質浄化が可能となるのではあるまいか。
中野先生によれば、12月には施設見学会が予定されているとのことで、是非、ブログでも紹介して欲しいということで、紹介してみました。
これは、余談であるが、農学と工学のコラボということなので、以前、私たちの北上町大沢川に群生するアサザで係りのあった、中静教授の話をしてみると、中静先生の指導の下にこの実験も進められているという。
「動いて見ると色々な繋がりが見えてくるものだなあ」 と帰宅の車中で、同行の佐々木さんと話したものであった。そして地元の畜産農家の友人たちにも是非紹介したいものだと話あった。































































































































































































































































































































































































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