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2011年2月23日 (水)

「お菓子放浪記」試写会

 今日の 石巻かほく 紙の記事から、待ち遠しかった映画「お菓子放浪記」がついに完成して披露の試写会が行われたという事です。
記事
 002

クランクイン時の北上川ヨシ原のシーン
003
 映画は4月23日 石巻市中瀬の岡田劇場を皮切りに全国上映されとの事。
 22日の 河北新報紙の記事
001
 過去記事は 「お菓子放浪記」カテゴリーを参照願います。

 同じ石巻かほく 紙の記事に 石巻地域観光フォーラム 開催のお知らせがあったので、紹介してみる。
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 石巻地域観光フォーラム
 日時 3月9日 13:30
 場所 石巻専修大学
 主催 県東部地方振興事務所・石巻専修大学・石巻信用金庫
 講演 丸岡泰石巻専修大経営学部准教授(石巻「お菓子放浪記」を応援する会事務局長)
     「映画『エクレール・お菓子放浪記』のまちづくり効果」
     大森信治郎石巻専修大経営学部特命教授
     「フードツーリズムと石巻」
 意見交換会 進行役 石原慎士同大経営学部准教授
         パネリスト 丸岡・大森両氏
 交流会 いしのまきスイーツコンテスト出展作品の試食
 参加者は150人を予定し、一般市民30人を募集する。先着順というので、関心のある方は即申し込むべし。
 問合せ、連絡先 東部地方振興事務所地方振興部振興第2班 
           0225-95-1767

2010年11月20日 (土)

お菓子映画にエール ブログ

 ネットで色々調べ物をしていたら、偶然にも素晴らしいブログに遭遇してしまった。本来の目的はどこへやら、時間も忘れて読み耽ってしまった。
  どうして関係者が直接情報発信をしないのかと、常々不思議に思っていたのですが、自らの不明を恥じることになりました。


 このブログでは、「石巻「お菓子放浪記」を応援する会」を応援します。応援団の応援団ですね。
ブログはコチラ

2010年1月石巻「お菓子放浪記」を応援する会

 このブログは、この会の発足から映画ができるまでをできるだけ記録に残すために、はじめました。何しろ私にとって、目の前で映画が作られるのは初めてのことですから。そして、ひょっとすると最後のことになるのかもしれません。(引用です)

 いいですね!単にロケ情報だけではなく、お菓子の話、岡田劇場の歴史、様々な交流等など。グングンと引き入れられてしまいますね。

 ブログの中に北上のヨシ原の記事もありましたので、引用させて頂きます。

 2010年4月10日 (土)
 北上川のヨシ原利用

ヨシ は懐かしいです。昔、田舎では家や農作物の雪囲いに利用している所がありました。ヨシはじくじくした所に生えていた様な気がします。 
近所の子供たちと走り回っている時、水鳥の巣が何箇所かあったのも記憶にあります。巣立った後で、卵が見れずに残念に思ったものです。 鶏の卵しか知らない私は非常に興味をもっていました。

ヨシは根元から刈り取り、横にして編んでつなげ、それを立てて へい にして冬に向けて、風や雪を防ぐのです。こちらの方では何十年来、全く見かけなくなりましたが。 

ヨシ原の風景は古里の郷愁を感じさせ、ほのぼのとした田舎の素朴さ表現するのに最高ですね。

投稿: トマト | 2010年4月11日 (日) 12時30分

昨年、娘が葦で作った船に乗る体験をしました船を作るところからはじめたので、最初「こんな細いものが船になるの?」と心配だったようです。しかし、束ねると思ったより丈夫で驚いたとの事。
「葦(ヨシ)」のことを、私は「芦(アシ)」とどう違うの?と思っていました。そうしたら、葦(アシ)は悪しにつながる忌み言葉なので「ヨシ」と呼ぶようになったとか。娘の経験を通じて教えられました。日本人らしいこだわりだなあと思いました

投稿: キッズティアター | 2010年4月12日 (月) 09時18分

(コメントまで引用)

 人はヨシ原にいろんな想いを抱いている事を知らされます。地元北上の人間として、もう少しキチンと発信していかなければとの想いを強くさせられました。

映画「エクレール・お菓子放浪記」オフィシャルホームページ
http://www.eclair-okashi.com/

映画「エクレール・お菓子放浪記」プロダクションノート(オフィシャルブログ)
http://shortpiece.blog9.fc2.com/blog-entry-316.html

この映画の記念すべきクランクインの場所が石巻市北上町のヨシ原だという事も覚えておきたいですね。ブログの中にも記されています。

2010年10月24日 (日)

「お菓子放浪記」 日和山ロケ 取材

 今日は、地元の にっこりサンパーク で にっこりまつり が開催されたが、私は家族とは別行動で、旧市街から日和山に行く。
 立町通りから旧市役所の方へ向かう角には、最近よく耳にするお店があったので、ちょっと撮影してみる。
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ほーぷす アンテナ・ジュースカフェ
石巻専修大学の学生さんが経営学の研究の一環として運営をしている。市街地の活性化という起爆剤になれればという目論見である。先日のTV 通りの達人石塚さんも立ち寄ったらしい。
 その斜め向かいには、石巻のシンボル的建造物 観慶丸商店
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 実に堂々とした風格があり、ある種の気品も漂って、見るものを圧倒するようである。

 その通りを旧市役所方面から、日和山に上る。
Cimg3735 Cimg3731
 中瀬の萬画館方面と日和大橋から外港
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そこには 釈迢空 の記念碑が建っている。
 撮影現場はその下側の、市民が花見を楽しむ下の公園で行われていた。
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 上野公園での、のど自慢大会 のシーンである。主人公の少年役吉井一肇(はじめ)君は「お菓子と娘」という歌を唄う筈ですが、審査委員長が指を三本立てて、合格の鐘が鳴り響くという場面である。審査員長席には 亀山市長さんの姿が。
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 余り近づき過ぎて、観客役の皆さんの注意がこちらくに向くと、折角の雰囲気が壊れるからと、現場の担当者から注意をされてしまった。

 また、肖像権というものもあるので、無闇にこうしたブログに掲載するのもどうかと私自身疑問に思うのであるが、ただ、これまで700以上の記事をブログUPしてきたが、苦情があったのは只の一件であった。皆さん、逆に喜んでくれるか、大目に見てくれているようです。

 ただ、映画となればプロダクションの著作権も絡んでくるので、本当はこうして載せない方が正解なのかも知れない。

 これは、当事者の方に見て頂いて、判断して貰うよりないと思われるが、どうでしょうかね?

 11時には東松島市の大塩で取材の約束があったので、早々に日和山を後にしたが、公園は終戦直後の服装に身を包んだ人々の姿で、遠い時代にタイムスリップしたようであった。

(10月26日追記) 石巻かほく紙の記事から
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『お菓子放浪記』宮城県民の会
http://www.cinema-tohoku.co.jp/okasi/index.html

2010年10月20日 (水)

映画「お菓子放浪記」石巻ロケ

 今日の 石巻かほく 紙に 「お菓子放浪記」の原作者、西村滋さん(85歳)が来石したとの記事があったので、紹介してみる。
Photo
 写真は石巻市桃生町の 植立山公園。
 岡田劇場で歓迎会が催されたということ。

 石巻『お菓子放浪記』を応援する会
http://www.ishinomaki-okashi.info/

映画の中で主人公のアキオ少年が唄う歌 『お菓子と娘』 も披露されたというが、果たしてどんな歌なのか調べてみた。

 youtubeで歌を聴くことが出来る。
http://www.youtube.com/watch?v=GTRWRo0fy4c

この歌の歌詞やエピソードなどは 國場勇次郎さんという方のブログに詳しい。
http://www.geocities.jp/miyagisumire66/okasi2.htm

 それにしても、折角、 石巻『お菓子放浪記』を応援する会 というサイトもあるのだから、この中で、ロケの様子などを紹介してくれても良さそうなものだが、と思うのは私だけだろうか? それとも、どこか私の知らないサイトで紹介されているのだろうか?

市の観光担当の方には、富谷町のホームページを見習って欲しいものですね。
 10月20日に更新されていました。
  富谷町ロケ情報はコチラ

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植立山公園 
 http://www.miyagi-kankou.or.jp/wom/ser.php?sf=2&cid=3666&cfg=1

2010年10月19日 (火)

「お菓子放浪記」富谷町 ロケ地 視察

 昨夜は仙台アエルで、藤田美穂さんとてんつマン氏の夢のコラボ講演会に参加した。(別項)
 ちょっと見学したい場所があったので、昼過ぎに自宅をでる。

 一ヶ所は 大和町宮床の 「原阿佐緒記念館」 そして富谷町の 映画『お菓子放浪記』ロケ地 内ヶ崎醤油店跡地 である。

 宮床の「原阿佐緒記念館」は月曜日で休館であった。残念!(何れ掲載)

 そこから直ぐ近く(国道を挟んで反対側)の富谷町に入ると、直ぐ役場などの主要部に着く。適当に見当を付けて車を走らせると、目の前にこんな建物が現われた。
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 これは間違いなくロケの建物だということで、車を降りて正面に向かう。そこで富谷町の職員の方とあったので、少し立ち話をする。ロケ地の様子を逐次町のサイトで紹介しているということ。この建物は11月にロケが入るということで、入り口周辺に手を入れている。
 その現場の監督さんが、先に立ってロケ地を案内してくれる。
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この映画館はこのロケのために作ったもので、直ぐ取り壊すという。戦前の撮影が終わって、戦後の焼け野原を再現するのだという。
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 井戸には昔のガチャガチャポンプ(?)が。映画監督はこの一画を目にして、涙を流して喜んだというが、まったくその通りだと思う。(少し大げさかな)。

 近くにいた住民の方も親切に教えてくれたり、富谷町のこの映画に賭ける熱意が伝わってくるようですね。
 現場の監督さん、ありがとうございました。さんくす♪(o ̄∇ ̄)/

 この直ぐ道路向かいは 内ヶ崎酒造店。
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酒屋さんのシンボル杉玉。富谷では内ヶ崎姓は結構多いということです。

内ヶ崎酒造店HP
      http://www.uchigasaki.com
                創業寛文元年(1661年)合資会社 内ヶ崎酒造店
              〒981-3311宮城県黒川郡富谷町富谷字町27

        撮影風景はサイト内の コチラのブログから
                                                 2010/10/18 お菓子放浪記の撮影がありました
                           


 4時近くになったので、仙台に向かう。何処か駐車場の安いところは無いかと家内が仙台に住む娘に電話をすると、河北新報社近くに一時間200円があるというので、そちらに向かう。電話の様子では娘も出張の帰りで、仙台駅近くを通行中という。

 何をしに来たのかと言うので、二人で9,000円の講演を聴きに来たのだというと、本当に呆れた様子であった。その金額なら・・・と言いたいのでしょうが、そこが貴方の父親の父親たる所以なのです。

 腹ごしらえは名掛町外れの立ち食いソバで、安上がりに済まして会場に向かう。この入場料で果たしてどの位の聴衆が集まるものか?石巻なら???でも仙台だからなあ等と無責任な話をしながら、肌寒くなってきた夜の仙台を歩く。実に久しぶりで、飲めない酒でも飲んで、ソゾロ歩きをしたいものだと思った。
 

2010年10月16日 (土)

「岡田劇場150年」 

     昨夜、映画「お菓子放浪記」の件で色々ネット検索をしていたら、石巻市中瀬にある 岡田劇場のサイトに辿りついた。そこで、岡田劇場がんばれ会編「岡田劇場150年」という記念誌が発行されているのを知った。そこで、早速運営会社の「オカダプランニング」にメールで一冊購入の申し込みをすると、直ぐに返事があって何時でも会社に用意しておくが、16日であれば撮影もあるから、様子を見られるという返事であった。

そこで、地元での植樹祭には、式典のみで失礼をして岡田劇場に向かう。映画館では午前の撮影が終了して、皆さん昼のお弁当といった所である。
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そこで私も直ぐ向かいに新しく出来たばかりのお店に入って食事。
観月亭である。
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 お膳は「親潮定食」1,200円です。(後日談家内の話ではこれはお得だという事。食後にコーヒーサービスあり)

二階に通されたので、川の様子を撮影してみる。内海橋と上流石巻大橋方向。

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 張り出しの窓が見える部分だけがテーブル席で、残りは3室で取り払って宴会場にもなる。
帰り際に一階を覗いて見ると、すべてコジンマリとした個室になっている。
昔あった観月亭を再現したものらしい。
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 映画館に戻って、目的の記念誌も手にして、館内の様子をみると、午後からの撮影の準備で小道具の皆さんが忙しく立ち回っている。舞台ではどなたかがインタビューを受けている様子。
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  映画の主人公 吉井一肇(はじめ)君とも2~3度顔を合わせたが、ちょっと声を掛けただけで、写真撮影は遠慮した。(吉井くんは兄妹で舞台 レ・ミゼラブル に出ていて、映画初出演とはいっても、やはり貫禄を感じさせる)

 外へ出ると、近くの公園で出演者の皆さんが、時間待ちをされている。失礼なので遠くから撮影させて頂く。
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対岸の旧丸光のビルが解体中で結構音が響くが、館内での撮影には支障がないのであろうか?
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 オカダプランニングHPはコチラ

『岡田劇場150年』
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もくじ と 編集者より そして 奥付
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 それにしても貴重な本を手に入れることが出来て、こんな嬉しいことはない。

 岡田劇場の上映会には当初の一、二年は参加していたが、その後次第に会員も増えて定着してきたようなので、自然と足は遠のいてしまった。

 ところで、この本の第一章16頁で徳田秋声の「縮図」に言及されているが、原作の舞台は I-町 となっているが、石巻に間違いはあるまいが、映画では新潟が舞台になっているようである。当時の芸妓置屋さんや、アルプス温泉などというのもあって、舞台はピッタリであるが、芸者銀子には実在のモデルがあっての小説なので、関係者が色々あって差しさわりがあるのかも知れない。(徳田秋声は自然主義作家らしく、人物描写も辛辣な部分がある)

 徳田秋声「縮図」関連過去記事は
  2009/5/25 新藤兼人監督「縮図」コチラ
  2009/5/19 徳田秋声 「縮図」コチラ

http://www.ishinomaki-okashi.info/category/7603698-1.html
石巻「お菓子放浪記」映画製作を応援する会です。



 

2010年10月13日 (水)

「お菓子放浪記」ヨシ原ロケ

 今日の 河北新報紙 と 地元の 石巻かほく紙 の記事に北上川の ヨシ原でのロケ風景が掲載された。

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主人公アキオ少年役の 吉井一肇(はじめ)君(11才)、養母役の いしだあゆみさん が出演。

映画「エクレール・お菓子放浪記」の撮影が開始されたという事。エキストラ募集の記事は以前にみたことがあるが。製作など詳しいことは下記サイトから

http://www.cinema-tohoku.co.jp/okasi/index.html

お菓子放浪記 お菓子放浪記

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原作者の西村滋さんについて

西村滋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/07 11:03 UTC 版)

西村 滋(にしむら しげる、1925年4月7日 - )は、日本の作家。

愛知県名古屋市生まれ。6歳で母と、9歳で父と死別し孤児となり、以後放浪生活をする。1952年処女作『青春廃業』を発表。1975年『雨にも負けて風にも負けて』で第二回日本ノンフィクション賞、1976年『お菓子放浪記』は全国青少年読書感想文コンクールの課題図書となり、木下恵介によりTBSテレビで同年に連続ドラマ化され、好評を博した。1985年『母恋い放浪記』を中心とした作家活動で路傍の石文学賞を受賞。


(15日追記)
 15日の 河北新報紙に「お菓子放浪記」 の近藤明男監督と主人公役の吉井一肇(はじめ)君が、富谷町でトークショーを行ったという記事があったので、紹介してみる。
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ロケ予定などは 富谷町長の部屋 で紹介されている。コチラ

これはまったくの余談であるが、私が愛する詩人の一人、金子光晴に 葦

という詩があるので紹介してみたい。(先日、偶然に目にした詩である)

水から空へ
一本の葦が立つ。
葦は、ふるへる。
まつすぐな茎から

葉の末端までが
こまかにふるへる。
突つ立つたまゝ投箭が
ふるへてゐるやうに。

まみづと
しおみづのなかで
ゆられる葦は
ねたり起きたりしながら

ふなべりをこすり
舟のあふりで
うちひろがる波紋が
なかば、水につかつて

ねむってゐる
千本、万本の葦を
つぎつぎに
ざわめかせる。

あゝ、ことしほど
秋の水が
こゝろと目にしみた
ことはなかつた。

水底にひたされた
葦の根をおしわけて
水のにおひの
いざなうまゝに、

舟と僕は、すゝむ。
ちぎれちぎれに
とぶ雲のしたを
ひろがる水のうへを。

けふまで僕を捕へてゐた
五十何年のながさから
とき放された僕を
小舟は、はこび

小舟はたゞよひ
僕をあそばせる。
舟ぞこにねそべつて
僕は、おもふ。

僕からながれ去つた
五十何年は
葦洲のむかうに
渺茫とつづいて

けぢめもつかない。
それにしても
なにがあつた。
どんなことが。

水のながれにも似た
時のながれにおされ、
ゆく水の、おもいもかけぬ
底のはやさにさらはれ、

愛憎の
もつれのまゝに
うきつ、しづみつ、
なにをみるひまも僕にはなかつた。

しかし、おどろく程のことはない。
女たちの
やさしさ以外は
みんなつまらないことばかりだ。

葦の葉から
葦の葉へ
ぬけてゆく風のやうに、みんな
こけおどしかしにすぎないのだ。

コップに挿した
花茎のやうに
ほそうでをまげて
ふふと、笑ひかける女、

僕からついと身を避けて、
ふりむきもせず、流れていつた
ゆきずりの女。
女たちは、みんな花だつた。

水は、
それをはこんだ。
どこへ。
それはしらない。

五十何年が
ながれ去つたあとの
からからになつた
僕のなんといふかるさ。

なんといふあかるさ。
水のうへをゆく心に、さあ
きいてみるがいゝ。
つゆほどの反逆がのこつてゐるかと。

「金子光晴詩集」女たちへのいたみうた 集英社文庫 より