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2007年7月31日 (火)

震える体と命の叫び「みちのく鉄砲店」

 昨日、角田に住む詩人 西田朋さんから、中也賞詩人 須藤洋平さん のDVDと、西田さんの 詩集「雨になる夜」 を送って戴いたので、紹介して見る。
 DVDは07’,6,28FNSスーパーニュースで放映されたもの。
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特報「震える体と命の叫び‘どん底詩人’の再出発」

  須藤洋平『みちのく鉄砲店』

 トゥレット症候群と呼ばれる重篤なチック症が見え始めたのは、小学校の4年生頃からとあるが、当時は病名さえ分らずに、様々な偏見とイジメにあってきた。こうしたことは、現在でも何処かで、現在進行形で行われていると思えるので、そうした悲劇を無くすためにも、私もこのブログで何度も取り上げている。意を了とされたい。

 現在は上記のような原因、というところまでは解明されてきているようだが、そこから先の治療法は確立されていないという難病である。
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 東京の鍼灸専門学校に入学する。就職したがチックの症状がひどく結局、辞める。
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 当時住んでいた練馬の畑を奇声を上げて駆け回っていたという。家族の手で故郷の南三陸町の自宅に戻る。ここからは、本当に地獄のような日々だったと、家族の述懐にある。この頃から、次第に詩にのめり込んでいったようで、そうした中で宮城県詩人会の西田さんと知り合うことになり、私家版詩集の出版を思い立つ。そこから、家族の絆が蘇ってきたようで、感動させられる。須藤洋平さんが西田さんを ”角田のおかあさん”と呼ぶ所以(ゆえん)である。
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 詩集のこの一節に、選者の高橋源一郎氏も大きな勇気を教えられたと述べている。

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 中也のブロンズ像とサインをする須藤さん。
 この番組については、是非地元の宮城県でも放映してくれるように、系列の仙台放送にお願いしたが、独立したドキュメンタリーではないので、再放映は難しいとの返答であった。ならば、是非、貴局でドキュメンタリー制作をお願いしたいと頼んでいるが、果たしてどうなるか?
  須藤洋平さん関連記事 カテゴリー 須藤洋平から

トゥレット症候群とは
    この病気の子供を持つ親の方の個人HP
   http://www.geocities.jp/tourette_syndrome_1/

 贈って戴いた西田さんの 詩集「雨になる夜」
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 あとがき によればこれは第二詩集なのですね。
 私の気に入った詩を紹介。「野火」
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 西田朋さん関連記事 7/19   7/22

2007年7月19日 (木)

詩人 西田朋

 昨夜、 宮城県詩人会 会員で角田市在住の 詩人 西田朋さん から電話があった。詩人の会の会報を送ったという連絡である。会のホームページにはまだ掲載されていないが、その内にUPされるだろうと思う。中也賞 受賞詩人 須藤洋平さん と西田さんとの出会いなどを記した文章である。
 宮城県詩人会
   http://mshijinkai.syuriken.jp/

 また、フジTVのスーパーニュースで放送された須藤さんの番組を、系列の仙台放送でも流して貰いたいものだという話になった。これは是非実現したいというので、私からも放送局に電話することを約す。この放送のビデオテープは西田さん、須藤さんの元へフジTVから送られているので、いずれ見せて貰うことはできる。
 また、9月に角田市で開催される 「友部正人・コンサート」 の話題もでた。
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 このコンサートについては、開催時期が近づいた時点で、詳しい紹介をして見たい。
 会場の EVANS’89(エバンス) は、角田では初めてのログハウスだという紹介は、
 角田市会議員の ブログ「無精庵日乗」 に見える。
 http://d.hatena.ne.jp/daiginjo/

このコンサートには南三陸町から須藤さん親子も参加するそうなので、私も何とか都合をつけて参加したいと思っている。
 関連記事 カテゴリー 須藤洋平


 角田の地は娘が教師として赴任していた3年間は、よく遊びに行った思い出の地でもある。 仙南シンケンファクトリー はまだ健在なのであろうか?建物も贅沢な造りで、非常にいい雰囲気なのであるが。
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「もくもくさーくる」さんのHPから借用。この記事も少し古いようであるが、我々が行っていた頃も経営不振が伝えられていた。

2007年6月30日 (土)

フジTV スーパーニュース

 昨日、久しぶりに 南三陸町の 詩人 須藤洋平さんに電話をする。実は地元の 石巻かほく 紙の随筆 「つつじ野」 欄へ、須藤洋平さんにも執筆させて頂けないかと、編集長氏にお願いをしていた。7月、8月と執筆をお願いするという連絡を頂いて、私も喜んで須藤洋平さんに伝えたのであったが、諸般の理由で白紙に戻ってしまった。

 これは私の推測であるが、一つには、 石巻かほく 紙の購読区域外という事、二つに素人ではなく、中原中也賞を取った詩人(プロ)である事 などの理由であろうか、上層部から却下された。例外を認められないのは残念であるが、止むを得ない。

 須藤洋平さんには、若しよければ私のブログに寄稿して頂けば、紹介するという事を伝える。実は、28日、29日と、須藤洋平さん関連記事へのアクセスが倍増しており、やはり、評判の詩人のことを、モットモット知りたいという欲求があるのではないか?

 検討をして頂くことにお願いをした。

 詩人曰く。実は6月28日、 フジTVの スーパーニュース で、20分ほど放送されたのだそうである。
 残念ながら、関東地方だけの放送との事。
    トゥレット詩人
         震える体と命の叫び
             ”どん底詩人”再出発
 と、タイトルが踊っている。最初に詩人宅を訪ねた時に、東京でテレビ局の取材を受けたと話していたのが、この番組になったようだ。系列の仙台放送では、地元宮城でも放送するように考えて頂けないものであろうか。
 

2007年6月16日 (土)

「みちのく鉄砲店」各紙 書評

 今日は日直勤務明けの夕刻からかけて、少し忙しかった。先ず、昼間電話でお願いしていた飯野川町の 山内新聞店 に立ち寄る。毎日新聞の6/12日号を探して取っておいてくれた。お金は要らないというので、有難く頂戴をしました。山内さんありがとうございました。これで図に乗ってまたお願いするかも。
 次いで、地元のミュージシャン 斉藤雄一君に会って、詩集「みちのく鉄砲店」をプレゼント。ジックリ読んで、若し弾き語りでも出来そうならば、教えて欲しい。
      斉藤雄一関連記事 3/12

 そこから、南三陸町志津川 津の宮 の須藤洋平さんのお宅へ伺う。今回はお父さんと兄の雄一郎さんが迎えてくれる。早速、20冊の詩集にサインをして頂く。ブログに紹介するために、各紙誌の書評の切抜きを頂く。
 先ず、角川書店の 「本の旅人」 5月号 所載の  詩人 佐々木幹郎氏 の言葉である。中也賞の選考委員でもあるが、中原中也を知悉した詩人が、須藤洋平の中に中也の姿を投影させている。
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東京新聞3/13日 CULTURE欄で、詩人 井坂洋子氏 「詩の月評」 詩の発芽のままで  と題しての書評。「みちのく鉄砲店」を 「奇跡のような詩集だと思う」 と述べている。
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最後に 毎日新聞6/12日 詩歌の現在 と題して専門編集委員 酒井佐忠氏。そのなかで、氏は  須藤洋平さんこそ「現代の中也」ともいえる。 と書いている。
 中原中也は30年の短い生涯で、遂に職業というものを持たなかったが、中也の唯一の労働は歩くことに尽きた。中也を支えていたのは詩人としての自恃だけであったろう。失意の内に生涯を閉じたが、10年後には必ず認められると信じていた。そして今、100年後、更に100年後と読み次がれていくであろう。
 須藤洋平さんの詩も、障害者という壁を越えて、人間存在の普遍的な闇の領域に言葉のメスを入れたという点で、私たちの心に永く記憶されることであろう。
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 北海道在住の ブログ 「さるさる日記-原始林のつぶやき」 の作者はこの「みちのく鉄砲店」を読んで、何も手に付かない状態になったのは初めての経験だと書いているが、それは私もまったく同じようなものである。
ブログ「さるさる日記」関連記事 5/9
     http://www2.diary.ne.jp/user/115690/

 須藤洋平さんと、私は倍も歳が離れているが、詩人の誕生を目の当たりにして、やはり大きな興奮を感じているし、その誕生に立ち会えることに大きな幸せを感じている。

 最後は、北上町小滝に住む 志津川建設 武山松義社長 の自宅に立ち寄って、サイン入り、解説入りの詩集「みちのく鉄砲店」を10冊お届けして帰宅する。

 また、南三陸町に戻って、「珈琲神社」 を尋ねる積もりであったが、実は、昨夜から娘と孫の夏音(かのん)が帰省しており、足はどうしても自宅に向いてしまう。

 今朝、出勤前に、砂場で遊ぶ夏音。前回の帰省の折には、近所の子ども達がこの砂場に8人も集まって遊んでいたということで、砂山を少し大きくしておいた。
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詩集「みちのく鉄砲店」入荷

 先週、注文した詩集が入ったと、イオン石巻店(石ジャス)未来屋書店から連絡が入った。南三陸町の 志津川建設武山松義社長 から依頼された10冊と、私の10冊である。社長宅には明日の夜、届けに伺うと約す。それから須藤洋平さんのお家へ電話を入れて、明日の夕方、詩集へのサインをお願いする。
 明日は土曜日で、日直勤務に当たっているので、(8:30~17:15まで)専ら夜の活動になる。勤務の帰途には、もう一人面会予定をいれた。地元のミュージシャンの 斉藤雄一君 である。この詩集「みちのく鉄砲店」を送呈して、曲を付けられそうかどうか見て貰うことにした。かなり難しい注文であろうが、若し出来れば何時の日か 「弾き語りと朗読の夕べ」 も夢ではあるまい。
    斉藤雄一関連記事 3/12

 先ほどは、角田の西田さんから、毎日新聞6/12の 「中原中也生誕100年に思う」 と題した(専門編集委員)氏の記事を送って頂いた。明日にでもブログで紹介してみたい。
その、西田さんとの話の中で、著作権の話題が出て、思い違いもあるように感じたので、敢えて先ほどの記事をUPした次第。

2007年6月10日 (日)

須藤洋平詩集「みちのく鉄砲店」

 やはり、詩集の売れ行きが気になるので、青土社のサイトを覗いてみたら、すでに5月10日に2刷が重版されている。地元ではイマイチの反応であるが、全国的には凄い反響を呼んでいるのは、間違いない。先日、 青土社 へ在庫の有無を確認のついでに、初版部数を訊ねたが、それはやはり企業秘密であった。

 一般的な詩集は、千部売れれば御の字だと聞いたような記憶があるが、この詩集のもつ価値は、ジワジワと人々のこころに浸透して行くに違いない。

 自らの病気を真正面から捉え、言葉の魔術によって芸術にまで昇華する力強さは、やはり多くの人々に勇気を与えてくれる。暴力に満ち満ちた(自殺も自己に対する暴力)現代の世相にあって、言葉の復権こそが、救いであるということを、この詩集は示している。

 かつて、私の沖縄出身の詩を書く友人は「詩は死なんですよ」と言っていたが、私は 詩集「みちのく鉄砲店」 を繰り返し読むたびに、
 「詩は志なんだ」と言いたい。生きて生き抜く志(こころざし)であって欲しい。

  詩人 須藤洋平さんの受賞のコメント
 病気に疲れ果て、正直詩集を出したなら死のうとさえ考えていました。中原中也と同じ30歳。不遜を承知で言わせていただければ、この受賞で、中也が「お前はまだまだ生きなさい、そして書き続けなさい!」と言ってくれているような気がするのです。この上ないすばらしい賞をありがとうございました。選考委員の先生方、関係者の皆様に心から感謝いたします。「おっかあ、生んでくれてありがとう」

みちのく鉄砲店 Book みちのく鉄砲店

著者:須藤 洋平
販売元:青土社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 南三陸町の「珈琲神社」の神主さん?は、メールで
 「僕も詩人もしくは、家族の人に会って、サインしてもらい その本を、お店のお客さんに売りたいなぁーなどと ひとり 思っていました。」
 と書いているが、そうして貰えたら、詩人がトどんなに喜び、励まされるか、はかり知れないと思います。是非、そうして欲しいと思います。
  「珈琲神社」関連記事 6/3  6/6  6/7


 

2007年6月 7日 (木)

志津川建設株式会社 南三陸町 

 今日は大室まで行くついでに、少し足を延ばして南三陸町の 志津川建設 の 武山松義社長 にアポを入れて、10時に会社事務所を訪問する。手土産は例の ベッコウシジミ である。応接室で30分ほど、 須藤洋平詩集「みちのく鉄砲店」 の素晴らしさと、現代の風潮に対する意義について、講釈・薀蓄を述べる。

 私の言いたいことは、現代のビジュアル万能の時代にあって、電光的・瞬間的な反応が持て囃されている感があるが、 詩人須藤洋平 の力業の凄さは、心の奥深くの闇を、言葉を選び、練り上げながら、一つひとつの言葉を、石に刻むがごとくに配置・構成をして一編の詩に纏めあげるところにある。
 心の最深部には、重奏低音が鳴り続いているが、詩人の力強い ことば に誘われるようにして、微かだが確実な光明を感じさせられる。

 福島県での事件に見られるように、一見、幸福にみえる家庭にも大きな闇があり、障害者と一緒に苦楽を共にして大変に見える家族にも、至福の時が訪れる。
 「手放しの幸福なんてえものは何処にもないんだよ!」

 武山社長は、詩人の父親とは、昵懇の仲であるが、息子の得た中也賞のことはまったく知らされていなかった。やはり身内には身内の遠慮というものがあるのであろう。私は他人の強みで、詩集の素晴らしさを滔々とまくし立てることができる。
 取り合えず手持ちの3冊は買って頂き、更に町内の学校や図書館に寄贈するから、10冊とってくれとの話で、早速 未来屋書店 に合計20冊の注文を入れる。

 帰り際に、事務員の女性が詩集を手に取って、1冊買いたいという。洋平さんと同年で、詩が好きな妹さんにプレゼントするらしい。

 武山社長に地元の 「珈琲神社」ブログ のコピーを見せて、これからそのお店に寄って帰るというと、それじゃ自分も行くというので一緒に会社をでる。石巻方面からは ホテル観洋 の少し手前である。お店に着いて見るとどうやら定休日のようで、社長は会社へ私は自宅へ戻って、ブログをUPしている。
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熱心に詩集を読む武山松義社長と 「珈琲神社」 のお店。通りがかりに撮った民宿 津の宮荘。右手の小高い所に詩人の自宅がある。

 

佐藤清吾 文化協会北上支部長

 昨夜は、石巻市北上町大室の 佐藤清吾さん 宅にお邪魔をする。勿論、 須藤洋平詩集「みちのく鉄砲店」 のPRである。先ず、電話でアポをとって、用件の主旨を伝えると、何故、私千葉が須藤洋平を知っているのかという、逆質問である。これには私の方が面食らったが、訊くと 詩人須藤洋平 の父親と清吾さんは従兄弟同士なのだそうで、これにはこっちが驚いた。
 夜7時にお邪魔をして、色々関係を教えて貰ったが、詩人の父親とは若い頃から、従兄弟として行き来があったということ。
 他人の私が、本のセールス紛いのことをやっているので、やはり身内としては嬉しかったのに違いない。そちこちに贈るから10冊欲しいというので、手持ちの3冊を渡して、直ぐに イオン石巻店(石ジャス)の 未来屋書店 に向かう。棚の10冊を買ったら、どうやら品切れになってしまったようである。
 ただ詩集だけを贈られても、意味が分らないと思うので、 詩誌「ユリイカ」4月号 に掲載の  須藤洋平 受賞のことば と、 第12回中原中也賞 選評 の抜粋版を作って詩集に添付する。それとサインをする詩人の近影も入れて、準備をする。
 

 佐藤清吾氏はこの4月まで、 十三浜漁協 の組合長として、精力的に組合運営に携わってきたが、県内漁協の大同合併によって、非常勤の地区運営委員の身となった。
 多芸多才の人である。アイヌ語に対する造詣も深く、方言の研究家でもある。旧北上町時代に最後の 北上町史 編纂に一緒に携わったことから、知遇を得ている。
 この方の母親は、我が千葉家の最も近い別家の出であり、遠い縁はある。
 江戸時代に、千葉の家から分かれて別家となったものと、隠居して分かれた家と、本家での正座争いが続いたという語り草がある。清吾さんの母親はこの隠居の家から出ている。(閑話休題)

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 庭先は物凄い盆栽の数々である。奥さんは美容院をなさっている。
 又、清吾さんは アワビ 獲りの名人としても有名である。実は今朝、残りの7冊の詩集を届けながら、 さやま食品のベッコウシジミ を手土産にしたが、シジミでアワビが釣れればいいなと秘かに期待しているのである。(冗談ですよ、冗談)

2007年6月 6日 (水)

未来屋書店 石巻店 (再)

 昨夜、買物のお付き合いで イオンCS石巻店(石ジャス) に行く。チョット書き込みたいこともあるしと、断ろうかとも思ったが、 未来屋書店 の様子を見るために、同行する。
 家内が買い物の間、私は書店を見て歩く。見て驚いた。売り場が一変している。以前は平積みされているだけで、まったく目立たなかったのが、評判の本ということで、書架に並べられている。
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 店長さん、ありがとうございます。欲を言えば、これに中原中也の詩集も置いて欲しいということ。書店の陳列の様子と、詩集にサインをしている詩人 須藤洋平さん
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 河北新報 紙の過去の記事から。
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 未来屋書店で見つけた、中原中也の新刊本。
 株式会社 彩図社 刊
  TEL 03-5985-8213
    ULR  http://www.saiz.co.jp
 中也の初恋の人であり、やがて同棲し、詩人に多大な影響を与えた女優志願の少女、長谷川泰子17才 の肖像写真があるが、これは著作権法上紹介できないのが、残念である。この恋人はやがて親友の 小林秀雄(評論家) の元へと去る。

 

2007年5月30日 (水)

詩人の父

 27日、日曜の昼過ぎ南三陸町の詩人、須藤洋平さんのお父さんが訪ねて見える。新しく生まれたばかりの詩人を、私がブログで色々と、取り上げて紹介しているものだから、そのお礼の意味と、詩人の人となりを知って欲しいということなのでしょう。受賞以前の生活、受賞に至る経過、そして授賞式の様子など2時間近い話し合いであった。この詩人の父親もただ者では無いと思ったが、父もやはり詩を読む人であった。
 「やっぱり母親はつよいですね。親父は何も出来ない、情けないものです」
 と、心優しい父は述懐しているが、そんなことはない。やはり詩人の心の内に父の存在は大きく場所を占めている。

 傷心
 (前半16行省略)
 昔話をし始めた父の目の力はたぶん今の僕なんかよりよっぽど強く、疲れを知らない子どものようで、こりゃ絆されたのも仕方のない事だなあと思いつつも、この父の血を引いているんだと思うとなんだか誇らしげな気持ちになった。
      詩集「みちのく鉄砲店」より

 最後のつもりで作った私家版詩集を、各地の同好の詩人たちに贈ったそうであるが、角田市に住む、 宮城詩人会会員 の目に止まって、その方が中央詩壇に紹介したのが、一番のきっかけになったようである。詩人須藤洋平はこの方を 「角田のおかあさん」 と呼んでいるそうであるが、何と山口での授賞式に駆けつけてくれたそうである。自分が推薦した詩が脚光をあびたのだから、やはり我がことのように嬉しかったのに違いありません。

 授賞式では審査委員長の 北川透さん が、左手に詩誌「ユリイカ」を持ち、右手に薄っぺらな私家版詩集を高々と掲げて、 詩集「みちのく鉄砲店」 を激賞したそうである。大江健三郎さんの講演にも、深い感銘を受けてきたそうです。

 詩集の最後に載せられた母親へ贈る詩。

 ハーブティー  最愛なる母へ

 四年と三ヶ月以上も
 必死に介抱し続けてくれている
 母を刺し殺す
 苦しむ顔や呻きまでわかるほどの
 そんな思念に囚われても、今では無理に消そうとはせず、それでも涙が
 あふれた。
 そこへ母がマグカップを二つ持って入ってきた。泣いている僕の顔をみ
 ると、やさしくこめかみを押さえてくれた。
 あなたの指が押さえるこめかみの中に、
 あなたを殺す思念がうつしだされている。
 早く出てってくれ、頭が壊れちまう―
 そんな想いを知ってか知らずか
 「私ハーブティーって初めてなの、いい香りだねぇ、心が安らぐね。」
 母は一口すすると眉間に皺をよせ、
 「ん?ハーブティーってちょっと塩っ辛いのね。」
 僕は久しぶりに少し笑って
 「そうなの?」
 涙が
 また

 あふれた。

 私はここに息子と母親という存在の不思議を見ずにはいられない。母への甘えと拒否という二律背反ともいうべき感情の相克は、つい最近の福島市でのショッキングで不幸すぎる事件を思い起こさせ、背筋を寒からしめる。人間の心の闇に巣食う得体の知れない思念に、言葉という武器一つで立ち向かい、形を与え、光の下に曝すことによて、闇を打ち砕ク、まさに詩の力業と言える。この力業こそ詩の幸福、詩の勝利というべきであろう。
 安直な言葉ですべてを済ませ、言葉の及ばないところでは力=暴力に走る現代の風潮に対する大きな警鐘であり、また、大きな光明である、と思う。

 

2007年5月26日 (土)

中原中也 生誕100年

 今日の 河北新報 紙 文化欄に中原中也(ちゅうや)の紹介がようやくでた。南三陸町の須藤洋平さんが、第12回中原中也賞を受賞したことは、このブログで何度も取り上げているが、地元ではあまり反応が無いので、いささか驚いていた。そもそも中原中也という詩人を知らないのだから、その賞の凄さも解らないということであろうか?
 昔、中原中也本人が 「なかや」 とは呼ばないでといっていたが、北海道の高校の国語の先生が、「なかや」と呼んで、詩人志望の生徒からブーイングを受けている。
 家内にいわせると、そんな詩人を知っているほうが、普通ではないというから、恐れ入る次第である。
 宮城県から、新しい詩人が誕生したのである。少なくとも地域の文化のリーダー的存在である教師の皆さんには、地域の文化に対する鋭敏なアンテナをもって欲しいと願う。石巻教育事務所管内の全高校に、詩集「みちのく鉄砲店」 を寄贈した意図は、生徒には勿論だが、先ず先生方に読んで欲しいからである。
 須藤洋平さんの学んだ、南三陸町立戸倉中学校に電話をしてみたが、購入もしていないし、購入の予定もないというお話なので、そちらにも一冊寄贈しておいた。
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2007年5月23日 (水)

図書の寄贈について

 石巻市管内の高校に、詩集「みちのく鉄砲店」を贈呈する準備は完了したが、県の教育事務所では、各高校との定期的な文書のやり取りの仕組みはないということなので、郵送することにする。但し、近場の学校には直接、手渡す予定である。その文案。

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 ただ、詩集を贈られても意味不明でも困るので、詩誌「ユリイカ」4月号での選評を、著者に関する部分だけを、抄録して添付する。それと、贈呈先リストである。

5月24日 NHKラジオ ニュースジャーナル で須藤洋平さんの放送があるとの事。
            22:00~23:00  8~9分間
 
 

2007年5月22日 (火)

詩集「みちのく鉄砲店」 贈呈

 今朝、思いたって須藤洋平さんへ電話をいれる。かねてから考えていた 詩集「みちのく鉄砲店」 へのサインのお願いである。病院へ行ったり、25日には上京もあるるので、今日ならという事なので、午後1時に予定をいただく。

 早速、イオン石巻SC(石ジャス)2Fの 未来屋書店 に行く。詩集の売れ行きの様子を店長に尋ねると、発売以来12冊売れているとの事。店頭には30冊ほどが、平積みにされているが、日本一の賞を獲った詩集なのだから、もう少し販売戦略を考えて欲しいと要望をする。中也の詩集なども陳列して、小さなコーナーを設けて欲しい。

 私も個人的にPRするために石巻管内の全高校(14校)に、 詩集「みちのく鉄砲店」 を贈呈するから、売り場ももう少し工夫をしてくれるようにお願いする。何か考えてくれるかも知れない。

 1時、南三陸町 津の宮 の須藤さん宅を訪ねる。庭もお家も立派である。お母さんが出迎えてくれる。初対面なのだが、まったくそんな気がしない。須藤さんも時々私のブログを読んでいてくれるそうで、お互いに気心が知れているようだ。
 若い高校生に、是非この詩集を読んで欲しいので、石巻管内の全高校に贈呈するためにサインをお願いしたいと申し上げたところ、快諾を頂いた。サインの間、受賞のブロンズ像を撮影させていただく。
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 盾と中原中也のブロンズ像
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 手土産は例によって ラシュール・アンジュ の 蔵王プリン である。
 そして、今日の津の宮の海景と詩人が通った藤浜小学校(廃校)
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2007年4月28日 (土)

中原中也賞授賞式

 南三陸町の民宿 津の宮荘 の須藤徹さんからメールが入った。須藤洋平さん一家(ご両親と兄夫婦、ご本人)は、授賞式及びその前夜祭のために、朝に山口県に向けて出立したという。こちらの民宿は洋平さんとは親戚関係にあって、HPの 家族のつぶやき に喜びの様子が記載されている。
 TVドラマ化の話もあったそうであるが、"トゥレット症候群"という病気が世の中に知られただけで満足してるようだとの事。対人的な緊張関係は体調を崩す要因ともなるようで、或いは静かに何者にも邪魔されずに詩作に没頭している方が、いいのかも知れない。
 関連記事多数につき カテゴリー 須藤洋平をご覧下さい。

 (注)詩誌「ユリイカ」4 受賞の言葉から。
    東北大学病院での「トゥレットからくる神経症性の欝。無意識にある重篤な対人恐怖症」との診断。とご本人は書いておられる。

NPO 「日本トゥレット協会」
     http://www.tourette.jp

2007年4月24日 (火)

詩集「みちのく鉄砲店」 入荷

 未来屋書店 ジャスコ石巻店に注文していた詩集「みちのく鉄砲店」がようやく手に入った。表題作の他に20篇が収められている。私としては、「貝殻骨」という一篇もすきだ。この詩人の他者への限りない優しさを感じる。
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 詩集の あとがき で詩人の兄は書いている。

 弟は今まで綴ってきた詩のなかから、この二十編の詩を取り上げ「一段落つけたい」と言った。「もう書けない」とも言った。私は現代詩のことがよく分からないので、この詩集が誰の目に触れるか、どんな評価をうけるかなど全く分からない。ただ、この詩集が、弟がこれまで生きることを選んで歩んできた証、さらに強く生きていこうとす証になってほしいと強く思っている。

 
とあるが、病気と闘いながら、他者へのくもりのない優しい眼差しを抱き続けられるのは、稀有なことと思われる。日々、老い衰え行く我が身にとっても、この詩集が一つの慰藉ともなっている。
 

 表紙の装画は 寺門孝之氏。
    HP  http://www.terapika.com/

2007年4月19日 (木)

ユリイカ 中原中也賞発表

 昨日、未来屋書店 ジャスコ石巻店 から電話が入った。先日注文した詩誌「ユリイカ」入荷の連絡である。車をウッカリ中央付近の駐車場に入れてしまい、かなりの距離を歩く羽目になった。書店のブースが一番奥というのはどうも納得できない気がするのは私だけであろうか?

 さて、「ユリイカ」である。北海道の高校生で詩人の 文月悠光 さんが、洋服を買うお金をはたいて「ユリイカ」を買ったという記事は以前に紹介したが、私もエライと自分を誉めてあげたい。雑誌・詩集とも二冊づつ注文したのには訳がある。一冊は地元の石巻市立北上中学校に寄贈するつもりなのであるが、少し考えが変わってきた。中学生には難し過ぎるのではあるまいか?

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 選考委員会の選評を読んで驚いた。これは現代詩の世界における一大事件であったと異口同音の発言があるので、ひとり一人の発言を採録してみる。(選外の方には申し分けないが割愛させていただく)

 荒川洋治 豊かなもの
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 最大級の賛辞であろう。 

 伊坂洋子 発語の場所
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 この詩集の言葉には、動かしがたい、物のような手触りがある。

 北川透 幸福な火薬
 この人は死に誘われる「障害」という孤独を、詩の幸福に転化させた。このむしろ健康なことばの発見は事件だった。

 佐々木幹郎 生きるという事は恐ろしいね
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 高橋源一郎 選考するは「我」にあり?
 「みちのく鉄砲店」には驚倒した。この詩人の力業は、ぼくも素直に感動した。どの詩集がもっとも中也賞にふさわしいか、というなら、やはりこの詩集を他においてはなかったのだ。

 佐藤泰正 感想
 真の新しさ、新たな詩的発情。

 私自身の連想でいえば、「みちのく鉄砲店」における”火薬”は、かつて梶井基次郎が「檸檬」で喩えた爆弾であろうか。
 また、伊坂洋子氏が物のよう手触りの言葉というとき、かつて小川国夫が旧約聖書の言葉をなぞらえて「言葉を石に刻む」と言ったことどもを思い出す。

2007年4月 8日 (日)

須藤洋平「孤独とじゃれあえ!」

 たまに命の洗濯のつもりで読んでいる文月悠光さんのブログで、須藤洋平さんの詩にであったので、紹介してみる。私も全文を見るのは初めてである。
 詩誌「ユリイカ」(青土社)に発表されているようだ。
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 「孤独とじゃれあえ!トウレット症候群と戦う勇者たちへ捧ぐ」

     芸術なんだ!僕の身体は芸術なんだ!
     それがその時の僕の唯一の逃げ場だった。
     「生きるという事は恐ろしいね」
     祖母が畑にはびこる雑草を見て言っていた事を
     同時に思い出していた。


 文月さんの文章の中に、

  金欠の中、洋服を我慢して、ユリイカを買った。
  (いまだに思うけれど、詩集とか詩誌とかどうしてこんなに高いんだろう)

 とあるが、その心意気やヨシ と私も誉めてあげたい。

 須藤洋平さんの詩集「みちのく鉄砲店」も間もなく青土社から刊行されるはずであるが、先ず、地元の皆さんには是非お付き合いをして頂きたいと思う。
 それが、何よりも詩人の励みになるのだから。

我が家の孫「夏音」も、こんな本好きの女の子に育って欲しいものである。
 仙台 喜久水庵 にて
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2007年3月16日 (金)

詩人 須藤洋平さん

 この14日、須藤さんの在所を訪問した話はUpしたところではあるが、色々、ネット検索をしていたら、民宿 津の宮荘のホームページに辿りついた。 家族のつぶやき という欄を見ると、詩人洋平さんとは親戚にあたっているようだ。早速、津の宮荘に電話を入れてみると、出たのはおじいさんであった。昔は漁もやっていたが今は民宿だけとのことであった。    14日に行った際に、漁港の側の須藤商店に立ち寄ったというと、そこもやはり親戚だという事。
       民宿 津の宮荘 http://www2.ocn.ne.jp/~tunomiya/

 今日の町づくり委員会で一緒だった、志津川建設社長の武山松義氏に詩人の話をしたところ、お兄さんのことはご存知であった。最近まで町内の相川小学校で教鞭をとっていたという。詩人のお父さんとはごく親しいとのことであった。
 この武山松義氏は ホテル観洋 の役員もしているようで、一昨年、ホテル観洋で、家族の食事会を催した時には、大変お世話になった。
 さて、余談になってしまったが、当分の間は三陸町はネット上では話題になるのは間違いない。中原中也の地元では生誕100年祭ということで、この一年様々なイベントが催されるが、その記念すべき年の受賞である。多いに三陸町を売り出して欲しいと思う。取りあえず、受賞記念または詩集出版記念の祝賀会を是非とも町当局にはお願いしたい。

2007年3月14日 (水)

南三陸町ルート

 今回中原中也賞を受賞した須藤洋平さんの紹介に、南三陸町とだけあって、ちょっと紛らわしいので、遠方の方のために簡単に記してみる。
 南三陸町は、旧志津川町と旧歌津町が合併して、平成17年10月1日の誕生したばかりの新しい町です。私の住む石巻市北上町とは隣町になります。
           
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旧北上町と旧志津川町の境界となっている神割崎の伝説と、今日の神割崎。そこにあるオートキャンプ場の施設とレストラン。最後の島は椿島と竹島。椿島はタブの木の原生林に覆われていて、国の天然記念物に指定されており、上陸には許可が必要です。小さな竹島は天女伝説が伝わる。 戸倉津の宮の前に残る石積みの塚は、この竹島で亡くなった天女を葬ったものと伝えられている。
 詩人須藤洋平氏は、この島の景色を眺めながら散歩をしているのであろうか。(写真は津の宮漁港の防波堤から)
 少し足を延ばせば、南三陸温泉の ホテル観洋 である。海を見渡す絶壁の露天風呂がお勧めである。
 かほく・上品の郷から北上川のヨシ原・釣石神社・神割崎からホテル観洋と、またその途中の個性的な民宿で、心を癒す旅はどうであろうか?
  ホテル 観洋  http://www.kanyo.co.jp/

         

2007年3月12日 (月)

中原中也賞によせて

 中原中也賞について、どんな候補者がいたのかを調べてみた。
 多和田葉子(ドイツベルリン)「傘の死体とわたしの妻」(思潮社)

傘の死体とわたしの妻

Book

傘の死体とわたしの妻

著者:多和田 葉子
販売元:思潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

大谷良太(京都市)「薄明行」(詩学社)
キキダダマママキキ(東京都)「死期盲」(思潮社)

死期盲 Book 死期盲

著者:キキダダマママキキ
販売元:思潮社
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望月遊馬(広島市)「海の大公園」(poenique)
安川奈緒(大阪市)「MELOPHOBIA」(思潮社)
舘路子(新潟三条市)「蛍、探して」(書肆山田)

螢、探して Book 螢、探して

著者:館 路子
販売元:書肆山田
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これらの詩集を圧しての受賞であるから、その凄さはわかると思う。
詳しいことは、中原中也記念館 http://www.chuyakan.jp/
  から、中原中也賞と辿れば、第1回からの受賞者が分かります。

 戦前とは事情がすっかりと変わっているが、昔、若くして逝った詩人達を思うと、こうした賞があればどんなに精神的な力になったか知れない。太宰治も芥川賞を受賞していれば、死ななくてもすんだかもしれないのである。(この時の受賞者は石川達三「蒼茫」)

 多和田葉子氏は、既に芥川賞も受賞しており、ドイツでも著名な学者・作家・詩人である。大108回芥川賞「犬婿入り」

普及版 犬婿入り〈THE BRIDEGROOM WAS A DOG〉 Book 普及版 犬婿入り〈THE BRIDEGROOM WAS A DOG〉

著者:多和田 葉子
販売元:講談社
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2007年3月10日 (土)

中也賞 「みちのく鉄砲店」

 須藤洋平さんの詩集「みちのく鉄砲店」は、私家版ということで、簡単には手に入らないかも知れないので、読売新聞石巻支局長の 高橋功氏に電話をしてみる。記事は仙台の方で取材したものらしいが、何とか手配をお願いする。
 高橋氏とは、昨年に取材を受けているので、顔見知りである。ヨシの活用についての取材であった。
 Photo_13         この8月の時点でも、ヨシ原を守る会の活動のみで、まさかこの三ヵ月後に「家内ヨシ門松」の発案・製作まで突き進むとは、当の本人もまったく想定外のことであった。しかし、なんらかの方向付けは与えられたのかも知れない。

 さて、中原中也といえば、ダダイズムの旗手と目されながら、昭和12年30歳で没した。夭逝した詩人では仙台が生んだ詩人、石川善助も忘れることはできない。こちらは没後75年であるが、なんの企画もないのであろうか?
 Photo_14 中原といえば、早熟の天才といわれて、長谷川泰子をめぐる小林秀雄との奇妙な交友には、驚かざるを得ないが、ご本人の聞き書きがどこまで信じられるのかも、分からない。
 中原にも、同じような構図の写真があったような気がするが探し出せない。画像はゴヤの自画像。1970年6月 東京国立博物館で行われたスペイン美術展。この年私は25歳。

中原中也賞 須藤洋平さん

 今日の読売新聞地域版(30)に、南三陸町在住の須藤洋平さん(29才)が、中也賞を受賞した記事が載っている。詩集「みちのく鉄砲店」。地元の印刷所で製本した私家版とあるが、いずれ上梓されるのが楽しみである。
Photo_10 中原中也と言っても知らない人が多いかも知れないが、私の青春時代(そんなものがあったのかはハナハダ疑問だが)に、忘れられない詩人である。今年、生誕百年という事で、山口県では多彩な行事が催されるようである。
 因みに名は中也(ちゅうや)と読むが、なかや と呼ばないでという随筆があったような気がする。

中原中也との愛―ゆきてかへらぬ Book 中原中也との愛―ゆきてかへらぬ

著者:長谷川 泰子
販売元:角川学芸出版
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中原中也詩集 Book 中原中也詩集

著者:中原 中也
販売元:岩波書店
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 授賞式は4月28日(土)山口市民会館。大江健三郎氏の講演と、息子の光さんの演奏もあるようだ。詳しいことは
     http://www.chuya100.jp/event.html
から、ご覧下さい。