村上春樹 「エルサレム賞」 受賞記念講演
このところ、作家 村上春樹 の新作長編『1Q84』 で、世間は賑わっている。私はベストセラーは1年位遅れて読むことにしているので、別に走り回る気はないが、或いは目に入れば買い求めるかも知れない。
色々、ネットで調べていると、非常に感動的な講演に出くわしたので、紹介してみたい。
この2月15日にイスラエルの文学賞『エルサレム賞』受賞に際しての記念講演である。
授賞式に出席する事に反対意見が多く、不買運動を起こすとの警告もあったそうであるが、それを押し切って出席。
<高くて頑丈な壁と、壁にぶつかれば壊れてしまう卵があるなら、私はいつでも卵の側に立とう>
ええ、どんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていても、私は卵の側に立ちます。何が正しく何が誤りかという判断は、誰か別の人にやってもらいましょう。時間や歴史が決めてくれるかもしれません。
(中略)
きょう私が皆さんにお伝えしたいのは、たった一つです。
私たちは皆、国籍や人種や宗教を超えて人間であり、
体制という名の頑丈な壁と向き合う壊れやすい卵だということです。
どう見ても、私たちに勝ち目はなさそうです。
壁はあまりにも高く、強く、冷酷です。
もし勝つ希望がわずかでもあるとすれば、
私たち自身の魂も他の人の魂も、
それぞれに独自性があり、
掛け替えのないものなのだと信じること、
魂が触れ合うことで得られる温かさを
心から信じることから見つけねばなりません。
http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php
ヤフー掲示板のルートさん、如何でしょうか。どうか、探しだして全文を読んで頂きたいと思います。ノーベル平和賞に値する講演ではないでしょうか。
私はこれから出勤です。
(31日追記)
帰宅して ヤフー掲示板『無党派の存在について』 を開いてみると、ルートさんがこのスピーチの感想を述べておられるので、紹介してみたい。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835561&tid=l5edegia4nb8badfa4ka4da4a4a4f&sid=1835561&mid=5727
「システム」を「集団」「組織」「機構」に置き換えると、村上氏は「システムに動かされるな。卵である自分たちでシステムを動かせ。それが平和への一歩である。」と訴えていると、私は思います。
村上春樹氏のこの講演がノーベル平和賞に値する講演になるかは、この講演が平和実現への第一歩になるかにかかっています。つまり、私達が「個」を捨てず、システムに動かされて判断しないことです。村上氏の講演は、私たちに重い課題を突き付けています。
(ルートさんの感想引用)
さて、私がノーベル平和賞云々というのは、この発言が絶対的に安全な場所から発っせられたものではなく、将に死中に活を拾うが如き状況の中での発言であるという一点にあります。この発言によって現実に平和が出現するということは先ずありえません。一文学者が紛争当事国の強者のど真ん中に立って、侵される側の弱者の側に立つと語るというその行動そのものが、平和賞に値するのではないかと考えています。


















































































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